介護が必要になっても「自立」した生活を送るということ

「自立した生活」というと、
介護保険サービスを必要としない生活を想定しがちですが、
そうではありません。

福祉の分野では、
「自己決定に基づいて主体的な生活を営むこと」、
「障害を持っていてもその能力を活用して社会活動に参加すること」を
「自立」としています。

道具や人の手を借りながらも、
自分らしい生活を送ることが自立なのです。

サードライフ(健康ではなくなった老後)を
自分らしくどのように過ごしたいか、
自分のため、両親のため、子どものため、意識してみてください。

<世界初の障害者情報誌『リハビリテーションギャゼット』より>
「自立(生活)とは、どこに住むか、いかに住むか、どうやって自分の生活をまかなうか、を選択する自由をいう。それは自分が選んだ地域で生活することであり、ルームメートを持つか一人暮らしをするか自分で決めることであり、自分の生活ー日々の暮らし、食べ物、娯楽、趣味、悪事、善行、友人等々ー すべてを自分の決断と責任でやっていくことであり、危険を冒したり、誤ちを犯す自由であり、自立した生活をすることによって、自立生活を学ぶ自由でもある。」

 

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