介護が必要となった主な原因を要介護度別にみると、要支援者では「関節疾患」が 17.2%で最も多く、次いで「高齢による衰弱」が 16.2%となっています。
要介護者では「認知症」が 24.8%で、次いで「脳血管疾患(脳卒中)」が 18.4%となっています。
ですが、要介護4や5に認定される原因の第3位は「骨折・転倒」です。
要支援者認定を受ける原因の上位にもなっています。
健康だと思っていても、思いがけない事故や病気で、急に介護が必要になることが多々あります。
特に、高齢者は病気や怪我が治っても、筋力や意欲の低下により、その発生前と同じ日常生活にすぐに戻れることは少ないのが現状です。
その欠けた部分を介護サービスにて補い、能力や意欲を維持しながら自立した日常生活を目指すことが必要ですが、その前に、転倒しない身体づくりが重要です。
年齢を重ねるにつれて筋肉量は大きく低下します。
その中でも特に下肢の筋肉は20歳を基準として、30代、40代…と大きく減少していきます。
若いうちから、階段を使う、一駅歩くなどの下半身を鍛えることを意識することが、健康維持に繋がります。
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