入院や手術の費用が心配なとき

「入院して手術を受けることになったが、医療費がどのくらいかかるかわからなくて不安だ。」
というお話を聞くことがあります。

健康保険には、高額な医療費を支払った場合に、
あとで自己負担限度額を超えた分について払い戻される「高額療養費制度」があります。

ですが、払い戻されるとはいえ、高額な医療費の支払いは、大きな負担になります。
また、払い戻しは、診療月から3ヶ月以上かかります。

そこで、70歳未満の人で、高額な窓口負担が発生する場合には、
事前に保険者へ「限度額適用認定証」の申請をしましょう。

交付された「限度額適用認定証」を医療機関窓口へ提示することで、
医療機関ごと(1ヶ月単位)の窓口負担が法定の自己負担限度額までとなります。

もちろん差額ベッド代などは別途必要になりますが、
前もって用意すべき医療費がわかれば安心できます。

なお、住民税が非課税の場合は、食事代の軽減も受けられる場合がありますので、
入院が決まった場合は事前に保険者へ確認しましょう。

関連記事

  1. 生前贈与はタイミングと用途をよく考えて!

  2. 可能なら学生納付特例制度は利用しない方が効率的です

  3. 病気やケガで仕事を休んだときの傷病手当金

  4. 「介護費用で年金と貯金を使い果たし、生活保護も受けられない」女性へのア…

  5. 社会保障制度改革の主な検討課題

  6. 同居家族がいると自費?月5万円の介護費用が払えなかった女性へのアドバイ…

  7. 休職・休業中でも社会保険料を負担しなければなりません

  8. 平成30年8月より高額療養費制度が変わりました

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. ブログ ~お金・年金編~

    認知症の介護にはお金がかかる
  2. ブログ ~介護編~

    要介護認定申請時の主治医
  3. ブログ ~お金・年金編~

    持ち家があれば生活保護は受給できない?
  4. ブログ ~介護編~

    オレンジリング
人気の記事 おすすめ記事